11月6日(土)に行われたJapanCAN!オープンマイク。
前半の熱〜い8名のアーティストによる演奏の後は、
短いブレイクを挟んで、
23分の短編映画
「自転車」
の上映です。
昨年の夏、ベネチア国際映画祭入賞となったのを皮切りに
書き切れないほどたくさんの賞を受賞。
直近では10月の札幌国際短編映画祭にて、
☆グランプリ
☆最優秀撮影賞
☆最優秀男優賞
☆最優秀作曲賞
四冠達成!という快挙を成し遂げた作品です。
この日は上映に使ったプロジェクターのグレードの関係か、
暗いシーンの色が黒く沈んでしまい、
撮影賞を受賞したほどの、この作品の素晴らしさを、
充分に伝え切る事が残念ながら出来ませんでした。
それでも息を飲むほど美しいショットがありましたし、
作品全体を通して伝わって来るメッセージに、あたたかく包まれました。
***
上映の後は、この映画の脚本と共同プロデュースをなさった
渋谷 悠さんを迎えてのトークショー。
ロケでの苦労話や、
アメリカ人の監督とのやり取りの中で、
日本独特のカルチャーを理解してもらうために費やした膨大なエネルギー、
などなど。
撮影裏話は今となっては笑いを誘うネタばかり。
でも、実際に渦中ではとても笑える話ではないですよね。
一つの作品を形にする事の厳しさを教えられます。
渋谷さん自身の事も語ってもらいました。
彼に対する神様からの召命は「文化(カルチャー)へ行け」
というものでした。
「教会は、世の中の人たちに
こちらへ来て、自分たちのバイブルを読むようにと言う。
けれど、彼ら自身のバイブルを決して読んでみようとはしない。」
そして、渋谷青年は、朽ちる事のない希望を手に
世のカルチャーと言う深みに漕ぎ出して行きます。
作り手が自分の側の言い分を声高に叫ぶのではなく、
観る人の側が作品全体から、その人なりの気づきを得る事を期待して。
彼の熱意は、召命によってのみ支えられています。
「書く」と言う事は苦しみ。
「それでは、なぜ書き続けるの?」
との問いに
「うーん。やっぱり好きなんですね。そして、コーリングだから。」
と、答えてくれました。
今、渋谷さんは、来年1月に日本で撮影が行われる次のプロジェクト
「干し柿」
の準備で大忙しです。
干しても干しても干し柿にならない柿の話・・・
なんて言ってましたが(笑)、どんな事になるんでしょう?
「ぜひ、祈りで支えてほしい。」
という、リクエストがありました。
いつでも激しい戦いがあるのです。
また、このプロジェクトに寄付という形で参加したい方のために
CANでも窓口を用意したいと思います。
そして、「自転車」のDVDも近く発売されます。
(美しい映像をぜひ、おうちのモニターでご覧下さい!)
購入方法についても、近々お知らせできると思います。
***
音楽でも、アートでも、アクトでも、執筆でも・・・
クリスチャンがクリスチャンとして表現する、そのアイデンティティとは
いったい何でしょう?
時には他のクリスチャンの目を気にするあまり、
本来の自分に神様が与えて下さったのとは違う、
いわゆるステレオタイプの“クリスチャンぽい”表現に終始してしまったり。
或いは、その逆もまたある事でしょう。
世の中でウケる事を求めるあまり、自分の信仰に正直になれなかったり。
けれど、この夜のオープンマイクのアーティストの一人一人、
「自転車」という美しい映画、
渋谷 悠という、世のカルチャーのただ中に信仰によって立ち続ける
映画の作り手。
それらは、私たちに勇気をくれるし、
火を灯してくれます。
主が許される限り、仲間たちと共に
与えられた道のりを歩いて行きましょう!
Christians in the Arts Network
Yumiko Beck 11/18